FC2ブログ

自分たちで造りあげる家の記録~北の国から | 元建築屋、現在エネルギー関係の39歳が自分の家を建てる記録です。

換気の話・・・

今日は換気の話を。

今の日本の建築基準法では科学物質での体への影響を考えて1時間あたり0.5回という換気量による24時間換気が義務づけされています。

昔の家は隙間風も多くそんな問題もなかったが、断熱と共に気密性能が格段に上がった現在の住宅は空気の入替も設計しなければならない。

この換気の出始めの頃、寒い空気をどんどん引っ張る24時間換気で北海道の冬は極度の乾燥が起こり、自分も走り回りました。

ひどい家では集成材の階段がすいたり歪んだりする。北海道にはこれは向かないんではないかと思いました。

今は皆この問題を知っているのでスイッチを設けて任意でお客さんが切ることが出来るようにしています。

また最近の高断熱省エネ化に伴い、次世代省エネ基準というのを設定、Q値(熱損失係数)を計算します。

次世代省エネ基準

このQ値が1.0を切る住宅が札幌市ではトップランナーと言われていますが、これを達成するためには熱交換ユニットの設置が必須となります。

通常新鮮な空気を入れて換気扇で吐き出すと、暖かい空気が逃げてしまい無駄だとの考えから、出て行く暖かい空気で入ってくる冷たい空気を暖める。

そうすれば無駄なエネルギーロスがなくなるってことです。

でも、熱交換機は技術は進化していくとは思いますがメンテナンスや計画性、そして動かす電気代がかかるのです。

熱のロスを少なくするために結構な電気を使用する。しかも止めると換気が出来ないので気軽に止められない。

というわけで我が家では採用しておりません。

でも通常の24時間換気だと確かに過乾燥や部屋の換気口から寒い空気が入ってくるのであまり良くない。

そこで自分が建築屋時代に最後に関わったのが「パッシブ換気」です。

パッシブ換気とは基礎断熱の基礎内に空気を取り入れ、基礎内に暖房を設置して空気を上昇させます。

空気の流れを計算してくまなく空気を回して、最上部に電気を使わない煙突型の排気で自然に空気を逃します。

パッシブホーム、パッシブ換気システムブレース工法

このシステムは非常に魅力的でした。

しかし知ってはいますがそんな設計を頼むお金もないし、まして空気がうまく回るのだろうか・・・。

そんな時に実際にこのシステムを採用している設計の先生に相談した時、「上の換気を通常の換気扇で引っ張れば問題ないよ」と助言をもらいました。

そこで我が家では自然対流のパッシブ換気ではなく、床下で空気を取り入れ2階の換気扇から排気するアクティブ換気(笑)を採用すると決めました!

この換気方法と床下放熱器が我が家の暖かい冬を実現しました。

続く

スポンサーサイト



Posted by 父たか on  | 0 comments  0 trackback

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://iiie2014.blog.fc2.com/tb.php/98-89c63f43
該当の記事は見つかりませんでした。